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アフリカの貴公子

2012年03月29日
私の中でアフリカといえば、ピーター・ビアード様。
伝説的人物です。


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1938年にNYの上流階級に生まれ、エール大学の医学部を卒業。
イサク・デネセンの「アウト オブ アフリカ」(映画「愛と哀しみの果て」の原作)に衝撃をうけ、大学卒業後にアフリカに移住します。
それ以降、アフリカとNYを往き来しながら女優やモデルと恋愛を楽しみ、ミック・ジャガーやアンディ・ウォーホール、ケネディ家やロスチャイルド家など、世界各国のセレブをアフリカに招き親交を深めます。
大富豪の家に生まれ(といっても金銭感覚ゼロで常に借金がある)で、誰もが振り向く色男、それでもって超変人。

ケニアの大学生だったイマン(現・デビットボウイの奥様)をNYに連れてきてスーパーモデルに育てたり、上流階級の人々が集うハイソなパーティーにケニアの女性を連れて現れたり。

こう書くと単なるお金持ちのチャラ男のようですが、ビアードが世に知られるようになったのは、環境問題に対する取り組みがきっかけでした。

1964年から1965年にかけてツァヴォ国立公園で働きながら、象牙のために乱獲されるアフリカ像の死骸を写真に撮りまくり、白人探検家やハンターの入植によって変わりゆくアフリカの模様を記録します。
そして、像の死骸写真をベースに、アフリカの複雑な人間と動物の歴史を「THE END OF THE GAME」として出版します。
この本では300枚以上の写真が納められ、アフリカの野生動物の過去、現在、未来像を示しています。


ずっと絶版でしたが、2008年に再版になりました。
衝撃です。



The End of the Game: The Last Word from Paradise: a Pictoral Documentation of the Origins, History & Prospects of the Big Game in AfricaThe End of the Game: The Last Word from Paradise: a Pictoral Documentation of the Origins, History & Prospects of the Big Game in Africa
(2008/09)
Peter H. Beard

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コラージュ日記作家としても有名。

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ピーター・ビアードの冒険―優雅で野蛮な芸術家の半生ピーター・ビアードの冒険―優雅で野蛮な芸術家の半生
(1997/11)
ジョン バウワマスター

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この本の表紙、ワニに食われてます…。
どうしてこうなった??

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ワニの生態の研究もしていたとか。


1998年に発売された「Peter Beard Scrapbooks From Africa and Beyond」というDVDには、撮影中にゾウに襲われて病院送りになる映像が収められています。
おそらく、60才前後の出来事ですよね。
危ないよ、ビアードさん…。





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-本

トラヴェルズ

2012年01月26日
ジェラシックパークやERなどの大ベストセラー作家であり、映画監督、脚本家でもあるマイクル・クライトンの自伝小説。



トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
(2000/11)
マイクル クライトン

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トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
(2000/11)
マイクル クライトン

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マイクル・クライトンは、ハーバード大で人類学と医学を学び、生物学研究所の研究員を経て作家になります。
この本は、学生時代の葛藤や作家になるまでの道のり、作家として大成功してからスピリチュアルな道を模索していく旅の記録です。

クライトンは精神世界に興味を持ってから、半信半疑ながらも世界中のワークショップに参加し、様々な神秘体験を経験します。それらの出来事に戸惑い、抵抗し、考え、受け入れていく過程が詳細に綴られていて、とても興味深いです。

例えば、オーラを形而上学の錯覚だと考えていた著者が、初めて人のオーラを感知した時のエピソード。


そして突然、私はパニックに教われた。こんなことがあるはずがないと思った。説明がつかなかった。

あり得ないことなのに、とにかく起きていた。
自分の経験をどう解釈すればいいかわからなかった。
自分が狂っているとは思わなかった。
このぬくもりの輪郭は間違いなく感じることが出来た。
手をお湯につっこんだときそれを感じることができるように、はっきりと。
誰だって自分が手をお湯にいれているかいないかはわかる。
間違えようがない。
それは物理的現象なのだ。
たとえお湯というものを信じなくても、手はぬくもり、濡れる。

いま私が感じているものは、どこもかしこも明確で、曖昧さがなかった。

だがそれが何であるかは見当がつかなかった。
わたしは必死で説明をつけようとした。
だが説明がつかないということはわかっていた。
だから私は諦めた。
それは説明のつかない、再現可能な現象なのだった。
わたしの知る限り、誰も説明できなかった。
だが、それは現実だった。

わたしのものの見方にひびがはいった。
この経験を受け入れざるを得ず、だからわたしは受け入れた。




ハーバード大学首席卒業というアカデミックな背景を持つ割に、知性で解決出来ない現象に遭遇した時の対応は、動揺しつつも柔軟です。
私は神秘体験をしても、知性は動員させず(何も考えていないだけともいえますが)、割と淡々と受け入れてきたタイプなので、こういう風に考えるのね…と面白かったです。
結局、頭で考えても分からないことがある、と気がつけば、その先は体験を受け入れざるを得ないのでしょうね。

エネルギーを見たり、サボテンと交流したり(このエピソードすごく好きです)、過去世を思い出したり、悪魔払いをされたり…。
こういった経験を通して、意識にはさまざまな次元があり、いまだ理解されていないエネルギーが存在する事を知るようになります。

クライトンは最終的にこう締めくくっています。



人は生来、変化することに対して抵抗をおぼえる。
われわれはみな、結局は自分の生活を狭める、しかし破ることのむずかしいパターンと習慣に陥るものなのだ。
リルケはこういう問題を、次のようなシンプルな言葉で述べている_________

君が何者であれ、ある夜、
よく知ったわが家から一歩踏み出したまえ。
巨大な空間が近くに…



まさに、その通りだと思います。

自分のパターンや習慣がいかに人生を縛っているのかに気がつき、変化を起こすことは本当に大変です。
ですがその結果、自分の魂に触れ、自由に人生を創造していく事が出来るのだと思います。

ちなみに、この本にゲリーが登場します。
悪魔払いを行った人です。



-本

最近面白かった本 3

2011年08月21日
「アミ 小さな宇宙人 エンリケ バリオス」
「もどってきたアミ―小さな宇宙人 エンリケ バリオス」
「アミ 3度目の約束―愛はすべてを超えて エンリケ バリオス」

チャネリングに対する拒否感と同じように、この手の美しい物語調の宇宙人話にもアレルギーがあって、今まではとても手に取る気すらおきなかったのですが。
今やすっかり虜。

なにが良いかって誰にでも分かりやすく、実はとても深淵なテーマを扱っている事。
愛について、神について、宗教について…。深いです。
この本に書かれているメッセージに触れていると、心がすーっと落ち着いてクリアになるので、文庫本を持ち歩いて、電車の中などでチョコチョコ読んでいます。

あと、なぜかこの本を読んだ後に人に会うと、オーラが綺麗と褒められます。
スッキリしているみたいです。



アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)
(2005/08)
エンリケ・バリオス

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もどってきたアミ―小さな宇宙人もどってきたアミ―小さな宇宙人
(2000/12)
エンリケ バリオス

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アミ 3度めの約束―愛はすべてをこえて (徳間文庫)アミ 3度めの約束―愛はすべてをこえて (徳間文庫)
(2005/09)
エンリケ バリオス

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-本

最近面白かった本 1

2011年08月18日
「ECTON×銀色夏生」

とても丁寧に分かりやすく、高次の視点から様々な事柄について語ってくれています。

今までは、私の中にチャネリングに対する否定的感情があって。
次元の違う存在からあれこれ言われたって、抽象的すぎて分かりにくかったり、今の地球レベルでは不可能な事ばっかりじゃない?
人間の思考と感情ってものを本当に理解してる?
そもそも、あなた誰よ〜〜!
なんて思っていたのですが。
ってか、今も思ってますけど。

この本は、そんな気持ちをサクッと裏切ってくれました。

銀色さんの素直な問いかけも良いです。



ECTON x 銀色夏生ECTON x 銀色夏生
(2011/06/25)
エクトン(チャネル:リチャード・ラビン、銀色夏生 他

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-本

今、この瞬間だけに生きよう。

2011年04月11日
ゲリースクールの先輩2人が、銀色夏生さんと共著を出しました。



今、この瞬間だけに生きよう。 (PHP文芸文庫)今、この瞬間だけに生きよう。 (PHP文芸文庫)
(2011/03/15)
銀色 夏生、まっきー 他

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お二人とも3期のメンターさんだった事もあり、ちょうど本が出る少し前に、二人と一緒に飲む機会がありました。
普通にいつでもアカシックと繋がっている二人を見て、ほほぅ、こういう状態なのか~。
と感心した記憶があります。
まるで、常時接続のインターネットみたい。

基本的に、人はみんな常にアカシックに繋がっているのですが、その回線が太くて速くて、さらに言えば安定感バッチリ!って感じでした。


この本には、二人のアカシックリーダーとしての経験や、鋭い洞察力から導き出された人間の内面に対する真理が、実にさらりと会話の中で出てきます。
軽く読んでしまえばあっさり読み終わるし、目的をもって読めばとても身になるのでは。

銀色夏生さんをいじる様子も面白い。

ほんと、いつでも素のままのお二人です。


-本
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